ひだまりブログ

乳房ケア(BSケア)の研修を受けました。

「BSケア」との出会い

ひだまり助産院では痛くない乳房ケア「BSケア」を行っています。

助産院のご依頼のほとんどが、乳房トラブル、卒乳ケア、母乳量増加を希望される方です。

毎日悩める母親の乳房ケアをしていますが・・・

「おっぱいサッサージは痛い!」というイメージをお持ちの方がほどんどです。

技術というのは、人それぞれの技なので、痛いケアをする人もいるでしょうが

優しい手でケアする人もいます。

私も4人の母乳育児で何度も乳腺炎になりました。

トラブルを起こした母親の辛い気持ちは痛いほど分かります。

私は子供を4人産んでから助産師になるために助産師学校を受験しました。

助産師学校は狭き門でしたが、難関を突破して無事合格!

札幌にある天使大学大学院助産研究科の学生になりました。

私が助産研究科1年生の時に出会ったのが「BSケア」でした。

現役の助産師ばかりが参加してたセミナーに、学生の立場で参加させてもらいました。

そのセミナーの内容を聞いて私は衝撃を受けました。

母親に対する愛情と優しさに溢れるケア、BSケアの理念を聞いて

「私が求めていた乳房ケアだ!」と興奮しました。

そして「絶対に痛くなくて優しい乳房ケアの技術を身に付ける!」

・・・と心に決めました。

この技術を身につ行けて、困っている母親をサポートしたいという思いで

助産師になってから11年間、ずーっと学び続けています。


痛くない乳房ケア「BSケア」とは?

BSケアは赤ちゃんが乳首を吸う「お口」を手本にしている手技です。

赤ちゃんは乳房にしこりが出来た時に乳首を吸う事で治してしまいます。

赤ちゃんの吸い方をマネすることで乳房トラブルを解決できるというのを

福岡で「めくみ助産院」を開業している寺田恵子先生は発見しました。

約20年かけで開発した技術ですが、これがスゴイ技なのです。

乳房をしごいたり、こすったり、揺らしたり、乳首をつねったりするこは決してしません。

乳頭乳輪部に優しく指を添えて軽く押すようにケアするだけなのにトラブルが解決されるのです。

乳房ケアで一番重要なのは、赤ちゃんが吸っても母乳が流れない乳腺を見つけて

その腺のみをピンポイントでケアします。

他の流れがよい乳腺からの搾乳はしません。

乳房ケアはしすぎるとオッパイに負担がかかるという人もいますが

BSケアはトラブルを起こしている乳腺のみをケアするので

他の乳腺・乳房には負担をかけません。

乳房の張り返しや、乳汁の分泌過多を起こすことはありません。

心地よい波動が肩甲骨まで伝わり、ケアを受けた後は肩こりが楽になります。

BSケアを受けたら、乳房マッサージの概念は大きく変わります。

「こんなに優しくて、気持ちが良いケアがあるなんて!」と感動するでしょう(^_^)v

「BSケア」認定プレゼンター

BSケアには「BSケアプレゼンター」という認定資格があります。

この資格は開発者の寺田先生とNPO法人BSケアが

「BSケアの技術が身についていて、痛くない優しい手を持つ」

と認めた助産師にのみ与えられます。

かなりハードルが高い資格になっています。

決められた複数のセミナーに参加すること、筆記試験に合格すること

寺田先生から直接、技術指導と手技チェックをしてもらう個人研修を受ける必要があります。

認定資格は更新で、3年毎に決められた要件を満たすよう日々研鑽しなければなりません。

全国にBSケアプレゼンターは約100人います。

そして北海道においては9人のプレゼンターがいます。

その中の一人が私になります(#^.^#)

個人研修の内容

福岡から寺田先生に来ていただいて、ひだまり助産院で出張個人研修を行いました。

個人研修は実際の乳房ケアの手技をチエックしてクセを直してもらう研修です。

今回は、私と同じく個人研修を受けた助産師がいました。

士別市で「田口助産院」の院長をしている田口里奈さんです。

個人研修は乳房ケアをさせて頂く母親のご協力を頂いて行いました。

モデルの母親は、助産院でケア依頼をして下さった方で9名です。

朝から夕方までスケジュールを組んで時間差でお越し頂きました。

始めに軽く問診をしてから30分間の乳房ケアをさせて頂きます。

研修生が20分ケアした後に、寺田先生が仕上げのケアをしてくれます。

乳房ケアが終わった後はアンケートに答えて頂きました。

モデルの母親には謝礼をお支払いして感謝の気持ちでお見送りいたしました。

個人研修の学び

「BSケア」は基本の型というのがあります。

痛くないケアをする為にはこの基本と型が崩れていてはダメなのです。

型が崩れていると「BSケア」とは言えません。

先生との振り返りでは「手技の型崩れはそれ程ない」と言われました。

BSケアは波動の入れ方が重要なのですが、より効果的な波動の入れ方が分かりました。

あとは、私の姿勢を正しくすることや、赤ちゃんの口を真似している指の当て方について

細かな修正と指導がありました。

一緒に研修を受けた田口助産師のケアを見ることで、自分のケアの振り返りにもなりました。

9人の母親のケアの実施と見学をして、大きな学びとなりました。

「BSケア」セミナー

個人研修が終わった翌日、2日連続で「BSケア」のセミナーが行われました。

基本的は知識が学べる「ベーシックセミナー」と「アドバンスセミナー」です。

私はこの二つのセミナーのボランティアスタッフとして参加いたしました。

このセミナー参加した助産師は、皆さん「痛くない乳房ケア」の技術を身に付けたい

という思いで参加されていました。

優しい乳房ケアができる助産師仲間が増えて欲しいと思います。

これから私も更に技術を磨いて、愛情をこめてケアしていきたいと思っています。

ひだまり助産院は、今後も進化していきますね(^_-)-☆

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