皆さん、こんにちは。
「ひだまり助産院」院長の佐藤真紀子です。
日々、ママとご家族が笑顔になれるような育児サポートを心がけています。
今回は、生後1か月半の赤ちゃんを育てるご夫婦からのご相談をご紹介します。
「限界までがんばった」からこそ、しっかり変化を実感できた心に残るケースです。
Contents
ご主人からのSOS「もう限界なんです」
最初に連絡をくださったのはご主人でした。
緊張しながらも、お電話で赤ちゃんの様子や奥さまの状況を丁寧に伝えてくださり、
「このままじゃ、妻が一人で育児するのは無理です」と、深刻な口調でした。
ご夫婦は初めての育児に一生懸命取り組んでおられましたが──
- 赤ちゃんが泣き止まない
- ミルクを飲ませてもすぐまた泣く
- 一日中抱っこ、夜も寝かしつけが大変
- ご主人の育休がまもなく終わる
…という状態で、心も体も限界に近づいていました
奥さまは言葉が少なく、心配があふれている印象。
その分、ご主人がしっかり支えておられました。
赤ちゃんの状態とミルクの見直し
訪問し、赤ちゃんの体重や発達を確認したところ──
✨ しっかり成長していて問題なし!
それをお伝えすると、お二人ともほっとしたご様子でした。
そこで次に、ミルクについて見直しました。
🔸「3時間おきにミルクを飲ませていた」
🔸「量はミルク缶に書いてある通り」
🔸「それなのに泣き止まない」
…ということで、私はこうお話ししました。
🌿 ミルクは母乳と同じように、赤ちゃんが欲しいときに飲ませていい
🌿 飲みたいだけ飲んでも、赤ちゃんは必要な分しか飲みません
🌿 「1回量」より「1日トータル量」で考えましょう
赤ちゃんが飲み足りていないから、泣いて訴えていたのかもしれません。
そこで、実際に“赤ちゃんが満足するまで”ミルクを飲ませてみたところ──
🍼 赤ちゃんは落ち着いて、満足そうな表情に!
ご夫婦も「こんなに穏やかな顔、初めて見ました…」と感動され、
「もっと飲ませてあげたかった。可哀想なことをしていたかも」と涙ぐんでおられました。
でも、私はお伝えしました。
「今までだって、赤ちゃんのために一生懸命がんばってきた証です」
「自分を責めなくて大丈夫ですよ」と。
泣き止ませのコツ・寝かしつけもアドバイス
その後は、夜泣き・寝かしつけ・ギャン泣き時の対応など、細かな疑問にも丁寧にお答えしました。
ご夫婦の表情はだんだんと明るくなり、
帰る頃には笑顔が見られて、私も本当にうれしくなりました
翌日、嬉しい報告がありました
翌日、お電話で赤ちゃんの様子をうかがったところ──
「3人でぐっすり眠れました!」
「ミルクをしっかり飲ませたら、泣き止まなくて困ることがほとんどなかったです!」
その声には安心感と喜びで明るく、私もほっとしました。
「育児情報」より「赤ちゃんに合った育児」を
ネットやミルク缶に書いてある情報は、あくまで“目安”。
本当に大切なのは、「目の前の赤ちゃんのサインを見てあげること」です。
赤ちゃんもママ・パパも一人ひとり違う。
だからこそ、“その子らしさ”に合わせた育児が必要なんですね。
もし今、育児で不安や限界を感じている方がいたら、
どうか一人で抱え込まず、お気軽にご相談くださいね。
ひだまり助産院では、オンライン相談も可能です。
育児が少しでも楽に、楽しくなりますように🌿
皆さんの育児を応援しています。
それでは、また(^_-)-☆