よくある授乳の悩み
日頃よく相談される授乳の悩みの多くは
「授乳が上手くできない」
「乳首を深く咥えられない」
「赤ちゃんが嫌がる」
・・・・などなど。
産後入院中に、助産師が指導してくれた授乳法が自分で再現できなくて
授乳に対して自信を無くされています。
そして、泣く赤ちゃんを目の前にして、授乳が下手であることに
母親として自己否定している状況に陥っている方が多いです。
とにかく「授乳は難しい!」「毎日の授乳が不安と苦痛」
と感じている母親も多いでしょう。
確かに、生後間もなくの赤ちゃんの授乳は大変です。
口を大きく開けてくれないし、深く咥えてくれません。
そして途中で寝てしまう・・・
私も4人の母乳育児を経験しましたが、
新生児期の授乳には、毎回辛かったことを思い出します。
授乳については、確かに新生児期は大変です。
でも、赤ちゃんの成長と共に授乳は楽になってきます。
赤ちゃんは小っちゃくてフニャフニャしているけど、
学習能力はとっても高いのです!
授乳は赤ちゃんの体重が増えてくるとやり易くなります。
助産院に相談頂いた母親に、授乳のコツをお伝えして練習してみると
数回練習したら、すぐに授乳できるようになります。
ホント、コツだけなのですよね(^_^)v
授乳の基本
授乳の基本で大切なことは2つあります。
①抱き方 ②咥えさせ方
この2つがスムーズにできると授乳は上手くできます。
では細かく説明しましょう!
正しい抱き方
①授乳姿勢は楽に座る事です。体がねじれたり前のめりにならないように。
②足は床にベタッと足底が付くようにします。
③つま先が立ってしまうのであれば、足台を使ってください。(なんでもOK)
④赤ちゃんの口が乳首の高さに合うように、授乳枕やクッションを使います。
⑤赤ちゃんの頭と体がねじれない様にして、体ごと母親の体に巻き付けるように抱きます。
この姿勢をとってみてどうでしょう。
体に変な力が入っていませんか?
リラックスできる姿勢であるかチエックしましょうね。
この姿勢ができていたら、バッチリOKです!
正しい咥えさせ方
①赤ちゃんの口が大きく開いたタイミングで乳輪まで深く咥えさせます。
②乳輪が見えないくらい深く咥えさせます。
③アヒルの唇のように赤ちゃんの唇を開きます。
④唇を巻き込まない様にします。
簡単に言うと、これだけなのですが。。。
・・・とはいっても、
咥えさせるのが一番難易度が高くて、母親が四苦八苦するポイントです。
次の項目で、どこが上手くできないのかを解説して
授乳のコツも説明していきますね。
授乳が上手くいかない理由
今までたくさんの授乳の相談に答えてきましたが
その中で、授乳が上手くいかない理由は大きく分けて2つあります。
①赤ちゃんが嫌がったり、バタバタするから授乳できない
②口を開けてくれない、深く咥えられない
極端に言って、この2つさえクリアできれば
「授乳が上手くいく!」という訳です(^_-)-☆
授乳のポイント
まずは、バタつく赤ちゃんを抱く方法ですが
赤ちゃんの首と体の支え方がポイントです。
赤ちゃんの首を母親の手で掴み頭を乳首に向きやすくコントロールします。
赤ちゃんの体は、首を支えている腕の部分で挟むように固定します。
そうすると赤ちゃんがバタバタしなくなります。
そして首を掴んでいるので、口を乳首の前にもっていってあげます。
赤ちゃんの授乳は、母親がリードしてあげるイメージです。
口を大きく開けるコツは、赤ちゃんの上唇に乳首を触れさせます。
赤ちゃんは乳首に触れる物があると吸いつこうとする吸啜反射があります。
その反射を利用して口を開かせて、大きく口が開いたタイミングで
赤ちゃんの頭を引き寄せながら、乳首を深く入れ込みます。
これはタイミングが大事なので練習が必要でしょう。
最初は難しいかも知れませんが練習を重ねると呼吸があってきます。
赤ちゃんが学習能力が高いことを信じて、諦めないで続けて下さいね。
授乳するときに、赤ちゃんがギャン泣きすることもあるでしょう。
そんな時は、あやして泣き止んでから再びトライして下さい。
「ひだまり助産院 子育てチャンネル」に動画を公開
文章の説明では分かりにくいと思います。
授乳についてはひだまり助産院のYouTubeに動画を上げています。
この動画を参考にして下さい(#^.^#)
動画をご覧になって良かったら、高評価やチャンネル登録をお願いいたします。
これからも、赤ちゃん〜思春期までの子育てについて動画配信をしていきますね!
それでは、また(^_^)/~